【Blog】 いのちを守る大切な習慣「手洗い」

本日は「手洗い」についてのお話です。

日本では子どもが小さい時に、まずは家では親から、そして保育園や幼稚園に通い始めると集団生活の中で、手洗い・歯磨き・トイレの使い方などを教えられ、健康を守るための習慣を身につけていきます。

ここカンボジアでは、子どもたちが就学前にそのような衛生教育を受ける機会はとても少ないのです。

特に地方の子どもたちは、小学校に上がるまでは家で過ごしますが、一日中農作業に追われる親は、子どもを世話する時間があまりとれません。気温は暑く、散乱するゴミが異臭を放つ環境のなかで、親自身も衛生に関する知識や意識が希薄なこともあり、手洗いなどの習慣を身につけられないままに子どもは育ちます。

カンボジアの5歳未満の死亡率は1000人中29.5人で、これは日本の10倍以上の高い割合です。死亡原因の多くは、手洗いやワクチン接種などで予防が可能だった感染症といわれています。

現在、こども医療センターには、小児がんの治療のために13人の子どもが入院していますが、抗がん剤の影響で免疫力が著しく低下しています。普段は感染しないような細菌でも、この期間に体の中に入ると命に関わる危機的な状況にもなり得ます。

そんな子どもたちにとって、手洗いは命を守る大切な習慣です!

ジャパンハートこども医療センターでは、オリジナルの「手洗いのうた」が、
毎日、お昼ごはんと夕ごはんの前の時間に流れます。
Wash Your Hands♪ Clap Your Hands♪

明るい音楽が響くとお母さんの手を引っ張って、キャッキャと手洗い場に向かうこども達。今日も楽しい手洗いタイムのはじまりです。

開院当初は、予防の意識が低い状態からスタートした、手洗いへの取り組み。
今はすっかり、生活の一部になってきています。

これからもジャパンハートこども医療センターは、子どもたちが安全に治療を乗り越えられるよう、手洗いを通して子どもたちをサポートしていきます。