【Blog】 カンボジア人看護師のお話②

今日は、ジャパンハートこども医療センターで活躍している看護師のお話です。

以前、開院当初から勤務している主任看護師のチーチーさんを紹介しました。
チーチーさんの記事はこちら

今回は勤務し始めて、まだ1年にならない25歳の若手看護師マイさんを紹介します。

マイさんは、8人兄弟の上から4番目。
下には勉強している兄弟が2人いて、彼が稼いだお給料で弟たちの勉強をサポートする弟想いのお兄さんでもあります。

生まれは、首都プノンペンから100kmほどのところにあるプレイベン州 ンゲック ンゴック村。大学へ行くには家計が苦しかったこともあり、ジャパンハートの「夢の架け橋プロジェクト」で奨学金のサポートを受けました。
「夢の架け橋プロジェクト」の詳細はこちら

そして、首都プノンペンの看護大学に4年間通学し、卒業後にジャパンハートの病院で勤務を開始しました。
「僕がここで働くことは、家族にとっても、誇らしいことです。
僕自身もジャパンハートの病院で働くことに価値があると考えています」と、マイさんは言います。

ジャパンハートの病院で勤務するためには、大学を出た優秀な人でなければならないということで、マイさんのように病院で活躍できるということは、親兄弟や村の人々にとっても誇れることのようです。

カンボジアでは、大学へ進学する学生の割合は13%(2017, UNESCO)。
しかも都市部と農村部では所得格差が激しく、進学率にも未だ大きな差がありそうです。

そんな社会的背景のなかで、農村部出身のマイさんは家族だけでなく、地元の人々からも大きな期待を背負っています。


「僕が幸せだと感じるのは、この団体でみんなと共に生活を行えていることです。活動をとおして多くの患者さんの力になれるように頑張ります」
奨学金制度で学校に通い、看護師の資格を取得して、今ここで働けて幸せだというマイさん。

「チャリティーの病院で無償の診療をとおして、貧しい人を助けることができる。
それが一番のやりがいです」

最後に、マイさんの写真を撮るのにどこがいいかと尋ねたところ、
マイさんが選んだのは、病院建設の際に寄付していただいた日本の支援者さんの名前が載ったボードの前でした。
インタビューをする中でも、ジャパンハートを支援してくださる方々への感謝の気持ちがとても伝わってきました。

マイさんは、最近、連携病院先で行う巡回診療活動の次期リーダーに抜擢され、当院の中で少しずつ責任のある仕事を担うようになりました。
そんな活躍の幅を広げているマイさんは、ジャパンハートこども医療センターを支えている大事な仲間の一人です。

(巡回診療を行ったジャパンハートの連携病院の前にて。前列の真ん中がマイさん)