【Blog】 入院中の子どもと家族のごはん

今日は、入院中の子どもと家族のごはんのお話です。

カンボジアでは入院中の患者さんの食事は、付き添う家族が準備することが一般的です。
病院裏のキッチンで料理する場合と、近くの市場や屋台で買ってくる場合とがあります。
いずれも子どもたちはご飯の時間を楽しみに待っています。

今日もあちらこちらでご飯の準備が始まったようです。病室をのぞいてみると、ある男の子はご飯にゴーヤのスープをかけて食べていました。おいしい?と聞くと、男の子は「チュガンニュ」と言って笑顔を見せてくれました。クメール語で「チュガンニュ」は「おいしい」という意味です。

おいしそうに食べているのを見ていたら、見ているこちらまでお腹がすいてきます。

男の子の家族は、揚げた魚と白米、ポンティアコーンという卵を食べていました。
揚げた魚はカリカリしていて塩味が強く、とてもごはんが進みます。ごはんが大好きなカンボジア人がよく食べるおかずのひとつです。
ポンティアコーンという卵は、孵化寸前のアヒルの卵を蒸したり、ゆでたりしたものです。
見た目はゆで卵ですが、殻を割ると、衝撃的です!

食べるには勇気がいりますが、滋養強壮に良いといわれており、カンボジアの市場ではよく見かける、ローカル屋台メニューの一つです。
ポンティアコーンは、屋台メニューの中では比較的高額で、疲労回復したいここぞというときに食べるそうです。

入院に付き添うご家族は、エアコンのない病棟で子どもが少しでも涼しくなるようにと昼夜を問わず、うちわで扇いであげています。
子どものお世話を続けるために、さて今日もひと踏ん張り、とパワーをつけるために食べていたのでしょうか。

入院中の子どもたちのごはんを通して、日本とはまた違う、カンボジアの食文化を垣間見ることができます。
おいしいご飯を食べられて満足そうな子どもたち、早く元気になって退院できますように。