【Blog】 生きていてくれて、ありがとう

私たちとその子の出会いは10年前でした。
お母さんに連れられて来たのは思春期真っ只中の13歳の女の子、ソカちゃん。
8歳の頃から甲状腺のがんを患い、肺に転移がありました。

私たちに何ができるのか、考えました。
当時はこの子ども医療センターもありません。
カンボジア国内で安心して治療を任せられる病院もありません。
考え抜いた末、日本の病院に支援を要請し、日本で治療を受けさせることにしました。

あれから早10年。
カンボジアに戻って来てからも1~2年に1度は連絡をとったり、家を訪問したりしていました。
彼女にとっては決して短くなかったであろうこの年月。
最近連絡がなくて心配していたところ、嬉しいお知らせが届きました。

「私、結婚しました」

言葉ではうまく表現できないけれど、身体中がなんともいえない気持ちに包まれました。
ただただ「生きていてくれてありがとう。そして、良かったね」
これからは苦楽を共にするパートナーと一緒にこの病気と闘っていくんだね。
私たちは彼女をずっと応援していきたいと思います。